オルチョ・ボルゴはこうして作られる!
皆さんこんにちは、アサクラスタッフの長谷部です。
オルチョの中の澱の件につきましては、ご心配をおかけし申し訳ありませんでした。
そしてご理解いただきましたこと、改めて感謝申し上げます。
生産者との話し合いを進める中で、新しい見解が出ました。
その内容をこちらにもアップしております。よろしければご一読下さい。
今回の件は、オイルを貯蔵しているタンク内が見えない中で瓶詰される無濾過(自然分離)のオイルについて、私共も改めて考える機会となりました。
そこで今回の澱の一件を交えて、オリーブオイルが作られる過程を改めてご紹介したいと思います。
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- オルチョ・ボルゴはこうして作られる! -
※↑のオイル、まったく透明でないのがわかりますか? これが果肉入りの状態です。
オリーブオイルは
①【オリーブ果実を潰す】
②【分離する】
簡単に言えば、この2つの工程で作られています。
もう少し詳しく説明しましょう。
① オリーブ果実を潰す
オリーブの実も種も一緒に、オルチョ・ボルゴは昔ながらの石臼ですり潰します。
ちなみに果肉部分から豊富に油が取れる植物は珍しく、オリーブとヤシの実、
アボカドぐらいなんだそうです。
② 分離する
【その1】
オリーブの実を丸ごとすり潰してできたオリーブのペースト。
これを果実と水分とオイル、それぞれに分離させます。
洗濯機の脱水機能を思い浮かべてください。回転させて、衣類の水気をとばします。
早すぎる回転はいけません。油分が28℃を上回らないよう、低速で行います。
熱が加わるとオリーブの香りや成分の一部が失われてしまいます。
【その2】
一度分離しただけでは、オイルの中にはまだたっぷりと果肉が残っています。
それからさらに“時間を使い”、浮遊している果肉が自然に底に沈むのを待ちます。
そうしてから上澄みだけを移し替え、もう一度待つ。
この作業を【デカンテーション】と言います。
オルチョ・ボルゴの場合約2ヶ月間かけてこの工程を行います。
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- オルチョ・ボルゴはこうして作られる! -
①オリーブ果実を潰す
② 分離する
言ってしまえば簡単な、しかし奥深いこの工程を経て、
オリーブオイルは瓶詰めの時を待つことになります。
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さて、どうして今回のオイルに澱が多く入っているのか。
その鍵は、上で説明した工程の【分離その2】の部分。
『この工程にいつも以上の時間をかけて行う必要があったのかも知れない。
天候の影響で、いつもより少しだけ、とろみのあるオイルになった。
そのため、いつもよりゆっくりと果肉が沈んだと予測される』
生産者ジョバンナさんはこのように言います。
以上のように、アサクラ、オリーブオイル輸入18年目ではじめての経験のデカンテーション後の澱(果肉)入りのオルチョとボルゴ。
果肉が含まれるオリーブオイルは、きれいにデカンタ(分離)されたオイルとはまた別の美味しさが特徴。
澱はオイルの劣化を促すものとして、業界では取り除くのが当たり前ですが、
無農薬・無肥料で育てられるオリーブはその影響が少ない、と
今、澱入りのこのふたつのオイルを食べて思います。(おいしい!)
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澱についてのご説明をこちらにアップしています。よろしければご一読ください。
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今回はオリーブオイルが出来るまで、をご紹介しました。
いつものオルチョ・ボルゴを、より身近に感じて頂けたらと思います。
サラマス倶楽部AIZU 始動!!
記録的猛暑の今夏、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
アサクラスタッフ 兼 『サラマス倶楽部AIZU』部長 佐藤素子より緊急告知!
是非ともみなさまにご紹介させていただきたい耳より情報を
お届けさせていただきます。
耳より情報?!なになに~?!
ところで・・・
『サラマス倶楽部AIZU』ってなぁに~?? 部長~?? 初耳~??
と、みなさまから早速ツッコミどころ満載な冒頭(;^ω^)
みなさまのギモン、質問をしっかり解消いたします!
どうぞ今回のスタッフブログ最後までお付き合いくださいませヾ(o´∀`o)♪
わかりやすくお伝えしますと、
『サラマス倶楽部AIZU』とはアサクラおすすめの調理器具
『サラダマスター』シリーズをお持ちの方へのフォローアップの会で、
さまざまなレシピをみなさんと楽しく作りながら調理方法を学び、
共有する【わくわく💛楽しい部活動】なのです!
既に全国各地で発足し、開催されている『サラマス倶楽部』
こちら会津でも遂に活動始動!『サラマス倶楽部AIZU』と命名し
部長に任命いただきましたアサクラスタッフ佐藤素子がひよっこながら講師を務め、
みなさんと一緒にさまざまなレシピ、調理方法をおさらいします。
レシピが広がること間違いなし!
ご家族、ご友人、身近な大切な方の笑顔が広がる家庭料理をこの機会にぜひ!
ご一緒に楽しみながら学んでいただけたらこの上ない喜びです🐤🐤
『サラマス倶楽部AIZU』第1回 は下記内容で開催です!
日 時: 9月 13日(木) 午前10時~12時30分頃迄
場 所: 会津クチーナ
定 員: 6名
会 費: 2000円
講 師: アサクラスタッフ 佐藤 素子
内 容: ◆フライパンで【焼く】調理方法のおさらい
◆サラダマスターの【蒸し】を学ぶ
お献立: ◆焼き餃子 ◆パリパリチキン ◆ごはん ◆プリン
※調理方法を学んだ後は試食を兼ねたランチ会をお楽しみいただきます。
『サラマス倶楽部AIZU』はサラダマスターシリーズをお持ちの方の
フォローアップを目的としておりますが、今回はどなた様もご参加OK!!
お気軽に体験していただける絶好の機会です!
ご家族・ご友人・知人お誘いあわせの上のお申し込みも受付いたします。
お申込み・お問い合わせは staff@orcio.jp まで。
検討中のみなさま、どうぞこの機会をお見逃しなくヾ(*´∀`*)ノ
みなさまの奮ってのご参加、心よりお待ちいたしております!
オイルのテイスティングに挑戦?
リンゴのようなフレッシュ感があり・・・
青いトマトのような・・・
刈り取ったばかりの草の香りが・・・。
・・・こんな言葉の数々、さらりと言えるようになりたいです。
みなさんこんにちは、スタッフ長谷部です。
上の言葉は何について書いたものか、お分かりになりましたか?
そう、オリーブオイルの風味を表現したものです。
これらの言葉は、販売者や生産者が味見、いわゆるテイスティングしてみて感じる印象、ということになります。
実はこのテイスティングには、オイルの特徴をよりはっきりさせるある作法があるのをご存知でしょうか。
今日は少し、そんな世界を覗いてみましょう。
◯大事なのは、舌・口内・喉の3つの意識
勉強中の私、こんなに仰々しい味見をするのは初めてです。
やり方は下記の方法で行います。使うのはわら一本白ラベルと、オルチョです。
1. グラスを用意してその中にオリーブオイルを少量入れます。
(このグラスはオイルの色合いで善し悪しを印象付けないよう、青いグラスでするのが本式だそうです)
2 片手でグラスを包むように持ち、もう片方の手でグラスにふたをしてグラスを回します。
3. 香りを嗅ぎます。
4 .次に少量を口に含みます。この時、口を少し開けて歯の隙間から空気を吸います。
5. オリーブオイルを舌の上で転がします。(人間の舌は先・奥・側面で味覚が違う)
6. オリーブオイルを飲みます。
2.の包むように持ち、というのは、こうすることでオイルが適温の28度くらいになり、最も香りが出るようです。なるほど確かにそうするだけで、しばらくするとオイルの香りが立ってきました。
はっきりと感じたのが、味をはっきり感じる場所が全く異なること!
どういうことかと言うと、
わら一本白ラベルは、6.の飲み込んだときにやはりその辛味をしっかり感じさせ、
オルチョは4.の口に含んだときに、甘いようななんとも言えない香りの印象を残します。
- 口の中に入れた瞬間
- 口の中に入ってる時
- 飲み込んだ時
この3つのタイミングを考えておくと、自分に合ったオリーブオイルが見つけやすくなると思いました。グラスを準備するのは少し面倒ですから、使う前にお湯で温めたスプーンで行うのもありかもしれません。
お手持ちのオリーブオイルでぜひやってみてください。思いがけず、と言ったらいけませんが、これは面白い!
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さて今日は、オリーブオイルのテイスティングについてご紹介しました。
なるほどオリーブオイルは、こんな味見のプロセスがあるのだな、と驚きの世界。
意気揚々と朝倉にこの話をしたところ・・・
「こういうことじゃな~い!!」
と、雷の一撃!
「こういう型にはまった方法が大事なんじゃなくて、自分の感性で味わうっていうことを大事にしないと!」
アサクラが提案するオリーブオイルの楽しみ方は、今日ご紹介したようなものとは違ったところにあります。数値や、規格などが教えてくれることもありますが、もっと自然に自分の舌で、身体でそれをどう感じたのか。方法論とか表現ではなくて、そこに目を向け判断する。
ん~、まだまだでした。
オリーブオイルがどんな食材とどんな風に組み合わされるかだって、それこそ好みは人それぞれ。何にも囚われない姿勢が大事なのだと、考えさせられました。
ご紹介しておきながらなんですが、これはこれとして。
それぞれの感性で、それぞれの楽しみ方を見つけてみてください。
パッサータ作り、してみませんか?
みなさんこんにちは、スタッフ長谷部です。
突然ですが、梅干作りをしたことはありますか?
日本人にとって、とてもなじみ深い食べ物である梅干。私も大好きです。
しかし作ったことは当然(当然?)なく、いつか挑戦してみたいことの一つ。
話はちょっと変わって。
今の質問と同じようなニュアンスの質問、イタリア版だときっとこうなるでしょう。
Avete mai fatto una Passata di Pomodoro?
(パッサータ作りをしたことはありますか?)
パッサータは、“シチリアのパッサータ”や“丘ポモ”のアサクラアイテムでおなじみの方も多いでしょう。簡単にいえば“トマトを裏ごししたもの”。水煮とピュレの中間のような存在でしょうか。
パッサータ作りは、一斉に採れるトマトを長く楽しむための、ちょっと手間だけど、毎日の食卓を美味しくするイタリアの夏の大仕事。
とはいえ、夏のトマトの美味しさを冬まで楽しみたいのはイタリアだけではありません、私たち日本人も同じです。冬に食べたくなる煮込み料理、自家製パッサータで作れたら、それに勝るご馳走はないと思います。
9/1(土)会津クチーナでは、特別講習として、パッサータを作るワークショップを行います。
トマトが沢山とれる夏ならではの一仕事、一緒に体験してみましょう。
当日はもちろん試食付きです。残席わずか!
パスタ続々入荷!!お得な情報も!
みなさんこんにちは、新米スタッフの長谷部です。
本当に本当に暑い毎日。私事ながら久しぶりの会津で過ごす夏、こんなに暑かったかな?と思っていましたが、やはり今年は特別とのこと。全国的に見ても記録的な暑い夏となっておりますね。皆様いかがお過ごしでしょうか。
そんな中、アサクラ倉庫には続々とイタリアから荷物が到着しております。
今日は販売再開となるパスタと、新しく入荷となるフェデリーニのご紹介。お得なセール情報もございますので、お見逃しなく!
今回入荷となったパスタは4種類。
・サラゴッラ スパゲッティ1.8mm
・サラゴッラ フジッリ
・カッペッリ スパゲッティ1.8mm
・カッペッリ フェデリーニ1.25mm
説明不要の定番アイテムが並びました。欠品が続いていたサラゴッラも再開です。
長らくお待ちいただいていたお客様、大変お待たせ致しました。
今日はこのパスタを使った、夏らしいレシピをご紹介致しましょう。
〇スパゲッティ1.8を使って・・・
焼きなすソースのスパゲッティ 詳しい作り方
焼きなすソースに、しその葉とみょうがをたっぷり添えて。とろりとした焼きなすは間違いない美味しさ。少し大人の夏の和風パスタです。
〇フジッリを使って・・・
夏は野菜にあふれる季節。パスタソースにすれば一度にたくさん食べられます。冷たい食べ物で疲れた胃にも優しいレシピです。こんなソースにフジッリはよくからんで相性抜群です。いろんな夏野菜でお試し下さい。
最後に、新入荷のカッペッリ小麦のフェデリーニのご紹介。
カッペッリ小麦のパスタは、今年の4月の入荷が初めてでありましたが、
おかげ様で非常に好評をいただいております。食感が比較的軽いパスタですので、
多くの方に、食べやすい!と感じて頂いているようです。
ちょっと伝わりにくいですが、この細さ!
フェデリーニの茹で時間の目安は2~3分。
火の前に立ちたくないこの時期には嬉しいですね。
最後に、お得な情報のご案内です。
(8/3 追記 現在セールは終了しました。)
入荷したパスタの中には、残念ながら輸送中の衝撃などで袋に破れが出てしまったり、少し折れてしまうもの、切れやすいものがございます。そんなものから、召し上がっていただくには影響がないものを選別しまして、特別価格で提供させていただきます。
ロングパスタ2袋とショートパスタ1袋をおまかせセットにして、
通常価格¥2,364→特別価格¥1,200(税込)にてご提供です。
内容は以下の種類からランダムとさせていただきます。(種類の指定はできません。)
【カッペッリ小麦】
・スパゲッティ1.8
・スパゲッティーニ1.6
【サラゴッラ小麦】
・スパゲッティ1.8
・フジッリ
ありがとうございました。
ご注文は下記リンクから!
セットのご準備はごくごくわずかですので、在庫切れの場合はご了承下さいませ。
まだまだ暑い日が続きます。しっかり食べて猛暑を乗り切りましょう。
2018年夏ギフトのご案内!!
こんにちは、スタッフ森です。
今年は日本列島で猛暑が続いていますが、
皆さま、体調はいかがでしょうか。
こちら会津も連日35度以上の猛暑です。
そんな暑い時こそ!
アサクラのエクストラバージンオリーブオイルで夏バテ予防しませんか!
今年もお中元にピッタリのギフトをご用意しました。
今日はスタッフ森、一押しのギフトセットをご紹介いたします!
(価格はすべて税込みです)
クチーナセット C
¥4,902‐
オイル、パスタ、丘ポモのセットになります。
これさえあれば、美味しいトマトパスタがすぐに作れます!
久々に入荷した「丘の上のポモドリーノ」がギフトに登場!
生産者アントニオが作る丘ポモは、ここ数年異常気象の被害に見舞われ
580gの丘ポモの日本へ入荷がしばらくありませんでした。
ギフトセットに登場するのも久しぶりになります!
アントニオが作るチェリートマトの水煮は本当に美味しいです!
そしてこれで作った絶品デザートがこちら↓
アサクラHPのレシピにも掲載しておりますが、
夏にぴったりの「丘ポモぷるぷるゼリー」も簡単に作れます!
是非、贈り物にいかがでしょうか。
只今、生産者アントニオさんへ復興支援として
売上の1割を寄付しております。
対象商品は丘ポモ・野生のオレガノです
こちらのブログも是非ご覧ください→★
次は!!
カリーナセット C
¥3,621‐
わら一本ミニボトルがついた調味料セット
このセットがあれば、美味しいパスタも
ケッパー料理もすぐに作れます!
そして、こちらにも生産者アントニオさんが手摘みした
野生のオレガノがついています!
サルーテセット A 1本入箱
¥3,040-
そして、最後は定番のオルチョサンニータ!
最近は、入荷後即完売の人気商品です。
サラダやパンはもちろん、ご飯や味噌汁にも、
何にでもかけてお召し上がり頂けます!
単一圃場の上質なエクストラバージンオリーブオイルを是非どうぞ!
その他にも、お客様のご希望のアイテムを
ご予算に応じて承りますのでお気軽にお問合せください。
ご自身のために、また大切な方への贈り物として、どうぞご利用ください。
今年も皆様にとって、健康ですてきな夏となりますように。
料理教室”クチーナ”、後期がはじまります!
みなさんこんにちは、新米スタッフの長谷部です。
7月に入り、2018年も後半に突入。もう半分終わったの!?という驚き、きっと皆さんもお馴染みのことと思います。
一年も後半戦に入ったということで・・・
7/23(月)より、クチーナ講習後期の募集開始します!
「オリーブオイルを買ってみたけど、どう料理したら良いのか分からない」
「良いオリーブオイルはサラダにかけるだけ。だって火を通したらもったいないし〜」
こう言ったお話、よく耳にするのですが、
「もったいない!」と思うわけです。
そういった声にお応えして、アサクラHP上ではレシピを公開したり、またはレシピ集を作ったり、おいしい使い方のご提案をさせていただいております。(知らなかった!という方は是非こちらも御覧ください)
しかしレシピだけでは、言葉だけでは伝えきれないものがあるのもまた事実。
クチーナ講習には、“レシピをなぞって料理する”では見つけにくい、たくさんの驚きがあります。
クチーナ講習の“クチーナ”という言葉。あまり聞きなれない言葉ですが、これは「台所」とか「厨房」とか、料理が作られる場所の意味のイタリア語。ここでアサクラが提案するイタリア料理とは、料理屋さんの「厨房」ではなく、「台所」で作られるイタリアの日常的な家庭料理です。
「台所」で生まれる料理は、家庭的で、飽きがこなくて、シンプル。でも時々驚くような創意工夫の跡が残っていたりします。基本を抑えれば、誰でもそんな家庭のイタリア料理が作れるんです。
後期クチーナ講習では、料理初心者から、ベテランの方まで満足いただける4つのコースを準備しました。
- 「食べること」を、素材を通じて真剣に考える“コンプレート”コース
- テーマの野菜とオリーブオイルを極める“ウナボルタ”コース
- 野菜の切り方から、盛り付けまで学べる“プローバ”コース
- イタリア料理を新発見できる“特別講座”
2018年前期から始まったプローバですが、後期からは、野菜を切るところから、みなさんで一緒に料理を作っていく実践形式になりました。“普段料理しないのに、イタリア料理なんて・・・”と思っている方にこそおすすめしたいコースです。
毎日の料理のバリエーションが広がる料理教室、クチーナ講習。
お申込み開始は7/23(月)からとなります。
みなさんのご参加をお待ちしています。