チェチ味噌2000報告紀 その1
みなさんこんにちは。スタッフ佐藤です。
こちら会津は田んぼの稲刈りが始まりました。
倉庫目の前の柿畑もほんのり色づき始めました。
朝晩と日中の気温差で体調を崩さぬよう
皆さんお体には気をつけてお過ごしくださいませ。
さて、
ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、
古代麦ファッロの生産者でもある
クリスチャンのチェチ(ひよこ豆)が
2018年産は豊作で2000キロと大量に入荷されました。
そこで今年2月に始めた
【チェチ味噌ワークショップ2000】。
この大量入荷の販売促進の為、
「味噌しかない!」の代表朝倉の号令のもと
今年の年明けすぐにスタッフにて
チェチと奥会津の渡部麹屋さんの
生麹を使ってチェチ味噌を仕込みました!
その模様はこちら→★
仕込んだチェチ味噌をそれぞれの家庭で保管し、
これまでに2回試食をおこないました。
■第1回目 2019年4月に試食
各家庭の保管状況によって発酵具合が異なりました。
寒い場所(戸建て常温)で保管していた家庭は、
まだチェチと麹がそのままの状態でした。
暖かい部屋(マンション)に保管していた家庭では
発酵が進み味噌っぽくなっていたものもありました。
しかし味は“味噌”です!
味噌になっているではありませんか!!!
それからまた各家庭に持ち帰りそれぞれの家庭で保管後、
■2019年8月 第2回目の試食
上の写真は、仕込んでから7か月が経過。
スタッフ各家庭で差はあるものの
さらに味噌っぽくなっているではありませんか!!
前回(3か月前)よりも柔らかくなり旨味が増し、
味も濃く美味しく仕上がっていました。
さあ、もう食べられます!
チェチ味噌をそのままきゅうりに付けたり、
油揚げにチェチ味噌をのせてオリーブオイルをかけたり...
使い方は自由自在!!!
生のままでとっても美味しくて
これからもっと寝かせて熟成していく味噌が楽しみです♬
そして9月の某日、
味噌の要である麹の
奥会津にある渡部麹屋さんへ訪問しました。
今年の春にアサクラオリジナルのチェチ味噌を仕込んでもらっていました。
スタッフみんなで作った味噌とは違いどんな感じに仕上がっているのか?
ドキドキわくわくで麹屋さんを訪れました。
渡部麹屋さんは江戸末期から続く200年以上の老舗です。
いつもニコニコ懐の温かく職人気質のご主人 渡部真明さん、
物事をはっきりと笑顔で教えてくれる奥さんの知枝さん。
真明さんと知枝さんのバランスがとてもよく、
仕込んでもらったチェチ味噌はお二人そのもので
甘味と塩気の調和のとれたまろやかな味噌が出来上がりました!!
代表朝倉が「麹屋さんは納豆は食べないんでしょ?」と質問。
質問に対し真明さんは、
「食べますよ。
うちの麹菌は強いんです。市場に出ている麹は白いでしょ?
うちのは黄色んですよ。200年も前からこの麹屋をやっているから
麹菌があっちこっちにあって菌が住み込んでいるんですよ。」
朝倉はその答えにびっくりし
「えー!!食べんのー?!!」
↑このリアクションお分かりの方もいらっしゃるとおもいます。笑
本来、麹菌は納豆菌に負けてしまうので麹屋さんは食べない方が多いそうですが、
渡部さんの麹菌は納豆菌にも負けない強い麹菌なんだそうです。
真明さんは「うちの麹は生きているから」と言います。
「生きている味噌は発酵の際に増える」と聞き、私もびっくりしました。
そして、味噌蔵を見せていただきました。
さすが200年の歴史のある蔵。
年季が入っています。
でも蔵の中にいるとなぜか居心地がよくてほっとしました。
昔ながらの木樽とプラスチックの樽、2種類の樽で仕込んでいるそうです。
木樽で仕込んだ味噌は木樽の匂いが味噌に染み込むそうです。
それを聞いて朝倉は
「えー!!木樽のチェチ味噌食べてみたい!」と願望。
(プラの樽?木樽?どちらがみなさんは好みかな??)
クリスチャンのチェチと渡部麹屋さんの生麹、
そしてアサクラだけでなく真明さん、知枝さんも
何度も「美味しい!!」と言って下さった
天日塩コンチェントラートデルマーレを使った味噌は一味違います。
今年は前回より早い12月頃からチェチ味噌キットの販売を予定しております。
なんと言っても自分で作る味噌の美味さはひとしおです!
そして、チェチ味噌をもっと手軽にたくさんの方に食べていただきたい、
どうしても手作りできない方のために、
チェチ味噌の販売を予定しております!
その件につきましてはまたご案内させていただきます。
今後の情報にこうご期待くださいませ。
最後までお付き合いいただきましてありがとうございました。