自然栽培に学ぶセミナー
スタッフ林です。
ほんのちょっぴり年期入ってます(笑)。
昨日9月3日(水)、
事務所を臨時休業させていただき、
ナチュラル・ハーモニー代表、河名秀郎さんのセミナーにスタッフ一同参加して参りました。
お題は
自然栽培に学ぶ ライフスタイル・セミナー
「自然に向き合う農業と本来の衣・食・住を求めて」
会場は自然栽培米で日本酒をつくっている仁井田本家さんの酒蔵です。
その蔵の2階に100名近く集まり、
一同河名さんの話に引き込まれました。
38年間、医者や薬に頼らずに生きてきた河名さんによる、
密度の濃い4時間。
そのお話をふりかえってみると、
繰り返しとてもシンプルなことをお話しされていました。
それは、
何か(例えば薬)に依存せずに、
バランスの取れた自然に寄り添った生活をしていけば、
人間は本来持っている力で健やかに生きていける、
ということです。
見極めは
その行為が自然か不自然かということ。
人間、年をとればとるほど健康を意識していきます。
健康を意識するからこそ、
様々な○○健康法に盲目的になってしまうことがあります。
そのような健康法は自然でしょうか。
食事をする時はよく噛んで食べましょう、ということを聞いたことはありませんか。
たくさん噛むことが大事なので、
一回に例えば50回噛むことが目的となり、
食べながらせっせと回数を数える。
これは自然な食事の姿でしょうか。
目の前にある食材が美味しいと感じる前に噛む回数を数えること、
これは不自然に見えます。
そんな不自然な食事をしなくても健康で生きていくことはできる――。
いわれてみると、なるほどと思える様々な例をあげ、
腑に落ちる言葉で河名さんがお話ししてくださったおかげで、
私自身、これから「自然、不自然の見極め」を意識した生活をしていけます。
自然栽培とは、無肥料、無農薬で栽培することですが、
突然に「よし明日から自然栽培するぞ、一切肥料をやらないぞ!」と
成り立つ栽培ではありません。
肥料を入れず、
今まで入れたもの(肥料)を土から排出させ、
農薬や肥料を必要としない土に戻していく過程が大事、
河名さんは
「それは命を循環させる力を取りもどすことです」
とおっしゃいました。
これは畑の土だけではなく、
人間にもあてはまることだともおっしゃいました。
私たち人間は食べたもので身体ができていきます。
本来の力を持たない食べ物ばかりを身体にいれていたら、
健やかに生きていく力を発揮できるでしょうか。
自然栽培でつくられた大根をそのまま放置しておくと発酵していきます。
しかし、一般栽培、有機栽培でつくられた大根は腐敗します。
河名さんは実際に匂いをかがせてくれました。
驚きました。
自然栽培の野菜は確かに漬け物の匂いがするのです。
それは不快なものではありません。
さて、
自分の身体に、どちらの野菜を入れたいか、
やはり発酵している力のある野菜を食べたい!
そう思うのが自然です。
自分の身体を自然本来の場にしていくことは、
発酵できる場にしていくことにつながるのです。
これがとても深く理解でき、
私自身、未来がキラキラしてくるように感じました。
朝倉も
キーワードに引きずられず本質を見極めることの大事さを
よく話しています。
河名さんも
表層的なとらえ方をしてはいけない。本質をみていくことが大事なんだ
と話をされました。
私の中で2人の言葉がリンクし、
より心に響きました。
すばらしいスタッフ研修を受けられたことに感謝します!